4/26(金)晴れ

ボーッとスマホをいじっていたらベランダの方でポロッポーと鳴いた気がしてレースカーテンをシャッと開けると1羽のハト。見たことがない茶色い配色で顔部分から尾っぽにかけて見事なグラデーションになっていてこりゃイエベ秋の頂点だわなんて思うほど綺麗なハトでシャワーをしている同居人を「来て!」と呼んだ。なになに〜?とバスタオルを腰に巻いた同居人が「わ!ハト。見たことない色。幸福のハトなんちゃう。」と言った。しばらく2人で鳩を見ているとバタバタと飛んでいってしまった。ここはマンションの10階で初めての来客だった。

仕事。チーズ・牛乳・ハム・納豆・ヨーグルト・アイス・冷凍食品。冷凍食品を陳列している時に背後に気配を感じて振り向くとちょっと怖いなと密かに思っている名前は知らないいつもサービスカウンターにいる人がいてビビる。「寒くない?ジャンパーあるの?」と聞かれ「あります。ありがとうございます。」と返すとそれやったらいいんやけど、と去っていった。いつもムスッとした顔をしていて挨拶もしてくれないから怖い人だな、と思っていたけど案外怖い人じゃないのかもしれない。よかった。

帰宅後、同居人の作ってくれたビビンバ。食べ終わったあとセブンに行きアイスを買う。私、ブルガリアのアイス。同居人、爽の桃ヨーグルト。レジをしてくれた店員さんが美人で思わず見惚れる。好きな顔。視線を落とすと胸ポケットに志摩スペイン村のキャラクターのボールペンが刺さっていてた。まさか大阪で地元のマイナーキャラクターと出会うなんてびっくりして「スペイン村行ったんですか?私の地元なんです」と話しかけたい衝動に駆られたけど気持ちを抑えた。美人とマイナーキャラクターいい組み合わせ。

4/25(木)晴れ

仕事。牛乳、チーズ、ハム、納豆、豆腐、アイス。今日は納品が多くて忙しかった。そしてお客さんからよく声をかけられた。すし太郎、氷、韓国の袋ラーメン・お茶パック。場所がまだ把握できていなくてお客さんと一緒になり彷徨うこと度々。お茶パック(茶葉を自分で入れる袋)どこですか?と聞かれたときに不思議なことがあった。どこにあるか分からなくて天井からぶら下がっている商品ボートを見つめとりあえずお茶があるゾーンに向かうとそこにいたおばちゃんが「これ」と指を指す方へ目線をやるとお茶パックがぶら下がっていた。え!と思いながらも「ありました!」とお客さんを案内している間におばちゃんはどこかへ消えた。会話が聞こえていたとは思えないほど離れた位置でお茶パックの話をしていたのになぜ知っていたのか不思議でならない出来事だった。

4/24(水)くもり時々雨

同居人が朝からジムのプールに出かけた。2時間後くらいに「いまセブンの前にいるけど何かほしいものある?」「チキンの辛いやつ」と言う電話をした。買ってきてもらったチキンの辛いやつ。同居人は味付け海苔をバリバリ食べた。会社に行く同居人を玄関まで見送り軽いキス。「最後のキスは味付け海苔のflavorがした」「最後のキスはチキンのflavorがした」とお返した。

喫茶水鯨へ行った。奥にあるカウンター席にはじめて案内され座った。目の前でコーヒーがサイフォンでコポコポと淹れていてジッと見ていたいけどあまりにも近距離すぎるので本に目を落とす。この間、購入したくどうれいんさんのコーヒーにミルクを入れるような愛を今日ここでじっくり読破する意気込みきたのでちょうどよかった。とりあえず水鯨ブレンドをアイスで注文。+100円増しですがよろしいですか?と聞かれ、はいと答えた。サイフォンでじっくり珈琲を淹れ、コーヒーサーバーの中に氷を入れ冷たくなるまでひたすら混ぜていて氷がカラン、カランと音を立てる。いい音。しばらくすると席にアイスコーヒーが届いた。ステンレス製のカップとミルクピッチャー。それらがぴったり収まるステンレス製のコンパクトなプレートにのせられていてかわいかった。キンキラの輝き。アイスコーヒーはキンっとするほど冷たくてビターだった。いつもはブラック派だけどミルクをちょびちょび入れながら飲んだ。本の中で度々SNSで見かけていたミルク(犬)が亡くなったエッセイがあってミルクがいなくなったことを知った。人みたいな顔した、れいんさんの足にピトッと寄り添うように寝ていたミルクを思い出して全くの他人なのに胸がキュっとした。それと同時に去年亡くなった実家のトラ(猫)を思い出した。十何年も一緒にいると家族で人と変わらない存在になる。あの弱っていく、亡くなる悲しみを重ね合わせてしまい目頭から涙が出てきてしまい焦る。ここは喫茶店。やめい!やめい!と心の中で唱える。それにくどうれいんさんも泣いてもいいのは、私たち家族だけと書いてあった。

帰りにいつものライフで鶏もも肉・レタス・ブロッコリースプラウト・霞草みたいな花を買って帰宅。

4/23(火)くもり時々雨

梅田のグランフロントまで歩いて行った。自分の中では梅田は徒歩圏内。歩いて35分ほど。グランフロントの無印良品でステンレス製のお皿・タンドリーチキンの素・鶏照焼きと5種きのこのごはんの素・ジャスミン茶(すぐ飲む用)を購入。ヨドバシカメラのビルの100均に寄る。お目当ての物は見当たらなくて引き返すところでゲーセンを見つけクレーンゲームの景品がどんなのがあるか見ていたら小さいほうのクレーンゲームで手のひらサイズのカモノハシのぬいぐるみを発見。しかも押すとブルブル震えるらしい。欲しい。財布から100円玉を取り出しいざ!持ち上がったけどくるん、と逆さまに落ちた。どうやらアームは緩くない。もう1回。またあかんかった。もう1回。と5回したところで財布に100円玉がなくなった。全部惜しいところで落ちてしまう。あと1回したら‥と思う気持ちを抑えてやめた。私がこういう無駄な物(かわいいけど)にお金をかけてしまう時は主に元気がないとき。やっぱり昨日のことを引きずっていることにハッとしてすぐにゲーセンから離れた。帰りに駅前第一ビル内のドトールに寄りジャーマンドッグとアイスティーM。会社員だらけの中で読書。広い店内に空席がないほど人がいるにも関わらず1人客が多いからか静かで読書が捗り2時間ほど滞在。普段行かない方のライフで夕食の買い出しをして帰宅。夕食、ごまだれうどん(豚肉ときゅうりトッピング)

4/22(月)くもり

バイト。ピラティスをしていそうな(想像)ほっほりとした綺麗な女性に「梅干しってどこですか?」と尋ねてられる。今いる場所の反対側にある漬物コーナーまで案内するとありがとうございます、とお礼を言われた。やっぱり綺麗な女性は梅干しを日頃から食べるんだなと思った。あと「すりごまってどこですか?」と各2組に尋ねられた。以前から1番場所を聞かれるのがすりごまで見つけにくいのかな?と不思議に思っている。

同居人が飲み会で不在なので家の近くにあるほっかほっか亭でチキン南蛮弁当(食後にキャベツ太郎1袋)バラエティー番組を見ながら食べた。LINEが届きどれどれ、とスマホを覗き見る。Nからだった。1週間ほど前に結婚式のwea招待状に欠席に印を付けて送信したところだった。LINEの文面は結婚式来れなくなったの?と書かれていて心臓のドキドキする音が聴こえた。デリケートなものだから文章をよく考えてから送ろうと既読をつけずにいたらすぐに電話が鳴った。画面を見るとNからで電話にでた。結婚式の招待状の打ち間違い?と聞かれて戸惑う。正直にいま精神的にも経済的にも行ける余裕がないことを告げると明らかに声のトーンが下がりがっかりしているような呆れているような様子だった。結婚式前か結婚式後に愛知に行って一緒に食事にでも行けたらと思っていてどうかな?それくらいの余裕はあることを伝えたけどありがとうと言うだけだった。他にも色々と伝えたいことはあったけど今は何を言っても相手には何ひとつ響かないような気がした。お互いが鋭利な刃物で刺し違えたような時間で最初に刺したのは自分だったから仕方がない。今この電話で友達関係が終わっていくのを感じた。Nは早々にじゃあ、と電話切り上げた。その後すぐ妹に電話。スマホをちょうど見ていたらしく秒ででてくれた。話をうんうん、と聞いてくれた。「元々、式とか人が多いの好きじゃない上にいま鬱っぽいからしゃーないと思う。大阪に引越ししてからずっと鬱っぽいやん。しかもお金もないし。でも、それって相手には伝わらんのよな。鬱って人には伝わりにくいしお金持ちにお金がない気持ちも伝わりにくい。あと後悔してそう。本当は行ったら良かったって思ってそう。いま。」と言われる。後悔しているかはまだ分からない。ただダメージを負ったの確か。どちらかというと加害者なのも。おめでとうと思っている気持ちは本当で違う形でお祝いするのはどうやら意味がないみたい。結婚式に行かないとなんの意味もないみたい。お金は縁の切れ目、結婚式は縁の切れ目なのかな。

4/21(日)雨

起きたら雨。すぐ休日出勤がある同居人が出かけて行くのを玄関先までお見送り。低気圧のせいか頭も身体も重く横になった。13時頃になってようやく動く気に気分になり縦になった。シャワーを浴び身支度をして外に出た。昨日、購入したくどうれいさんの本を読むために近くのロイホか喫茶店どっちに行こうか別れ道の交差点で右往左往をしているとヘッドホンから流れていた音楽が急に止まりオヤ?とスマホを鞄から取り出すと同居人からの電話。向こうから電話をかけてきたのにこちらから会話を切り出す。「今どこにいるの?」「家」と返ってきて家に引き返す。別に帰らなくてよかったけど急に帰りたい気持ちになった。どうやら午前中の仕事は終わり夜からまたあり中休みらしい。同居人が買ってきてくれたビアードパパのオレオ味みたいなチョコのシュークリームを食べていつの間にか昼寝をしてしまい起きたら夜だった。

4/20(土)くもり

はじめて蚤の市というものに行った。北浜中央公会堂の前である小さな規模のものだったけど人がひしめき合っていてブースに近づくのもやっとで人の隙間を縫ってところどころのお店を目を通してから何も買わずに退散。同居人が前を通るたびに人がいっぱいいる気になる喫茶店があると言うので案内してもらう。たしかに店内はほぼ満席で1席だけ空いていた窓際に案内しもらった。狭かった。メニューを見ていると店員さんがやってきて広い席が空いたので移動されますか?と声をかけてくれた。忙しいであろうのに親切。自分が喫茶店で働いていたときにこんな余裕なかったなと思った。また窓際の席でさっきより随分と広かった。本当はお茶だけの予定だったのに私はハッシュドビーフオムライスセット。同居人はハンバーグドリアセット(しかも食後にコーヒーフロートまで)がっつり食べた。しばらく本を読んだり思いおもいに過ごす。帰りにジュンク堂書店でくどうれいんさんの新刊を購入。最後の一冊でさすがとなった。家まで歩いている途中で中之島美術館を通ると前で何やらイベントをしていて覗きにいく。もうすぐ17時で美術館閉館と同時に店仕舞いするらしく片付け始めていて一周見てからまた何も買わずに退散。いっぱい歩いて同居人は疲れた様子だったので近くのベンチで一休みしてから帰宅。同居人と歩いてるだけで楽しいからいっぱい歩いてしまう。ごめんよ。