4/24(水)くもり時々雨

同居人が朝からジムのプールに出かけた。2時間後くらいに「いまセブンの前にいるけど何かほしいものある?」「チキンの辛いやつ」と言う電話をした。買ってきてもらったチキンの辛いやつ。同居人は味付け海苔をバリバリ食べた。会社に行く同居人を玄関まで見送り軽いキス。「最後のキスは味付け海苔のflavorがした」「最後のキスはチキンのflavorがした」とお返した。

喫茶水鯨へ行った。奥にあるカウンター席にはじめて案内され座った。目の前でコーヒーがサイフォンでコポコポと淹れていてジッと見ていたいけどあまりにも近距離すぎるので本に目を落とす。この間、購入したくどうれいんさんのコーヒーにミルクを入れるような愛を今日ここでじっくり読破する意気込みきたのでちょうどよかった。とりあえず水鯨ブレンドをアイスで注文。+100円増しですがよろしいですか?と聞かれ、はいと答えた。サイフォンでじっくり珈琲を淹れ、コーヒーサーバーの中に氷を入れ冷たくなるまでひたすら混ぜていて氷がカラン、カランと音を立てる。いい音。しばらくすると席にアイスコーヒーが届いた。ステンレス製のカップとミルクピッチャー。それらがぴったり収まるステンレス製のコンパクトなプレートにのせられていてかわいかった。キンキラの輝き。アイスコーヒーはキンっとするほど冷たくてビターだった。いつもはブラック派だけどミルクをちょびちょび入れながら飲んだ。本の中で度々SNSで見かけていたミルク(犬)が亡くなったエッセイがあってミルクがいなくなったことを知った。人みたいな顔した、れいんさんの足にピトッと寄り添うように寝ていたミルクを思い出して全くの他人なのに胸がキュっとした。それと同時に去年亡くなった実家のトラ(猫)を思い出した。十何年も一緒にいると家族で人と変わらない存在になる。あの弱っていく、亡くなる悲しみを重ね合わせてしまい目頭から涙が出てきてしまい焦る。ここは喫茶店。やめい!やめい!と心の中で唱える。それにくどうれいんさんも泣いてもいいのは、私たち家族だけと書いてあった。

帰りにいつものライフで鶏もも肉・レタス・ブロッコリースプラウト・霞草みたいな花を買って帰宅。